帰国生高校入試のパターン

現地校・インターナショナルスクール出身者と日本人学校出身者とで、異なる試験問題や試験形式が選択できる等、帰国生の特性に配慮をした審査をしています。

■入試科目

・現地校・インター校出身者・・・現地での成績、小論文(作文)面接

・日本人学校出身者・・・英・数・国(一般入試と同一問題)

(2) 帰国子女の受入れ枠を設けている学校ならびに特別な受け入れ体制をもつ高校

□国立大学の附属高校

■入試科目

英・数・国・理・社 または 英・数・国(一般入試と同一問題)

□公立高校

帰国生の多い都道府県では帰国生の受入れ校として学校を指定して対応し、受験科目を軽減しています。県内すべての高校で帰国生を受け入れている都道府県もあります。募集学科や出願資格、選抜方法などは都道府県ごとに異なります。

■入試科目

英・数・国(一般入試と同一問題)・面接

*東京都のように別日に別問題の入試を行う場合もあります。

□私立高校

■入試科目

学校によって異なりますが、ほとんどが国・数・英(一般入試と同一問題)

*慶應義塾湘南藤沢高等部のように一般入試は行わず、帰国子女枠と地域調整枠だけ募集するような学校では、3科入試でも英語が他の高校入試問題と比較するとはるかに難しく、国語が比較的易しい問題を出題する学校もあります。他にも、青山学院高等部や中央大学杉並高校などのように一般入試とはまったく異なる適性試験(理社を含む)を行う学校もあります。

(3) 帰国子女の受入れに際し、特別な配慮をする高校

特別な帰国子女募集枠を定めてはいないが受け入れを行っている私立高校で、若干名から30人近くまで枠を持つところと様々です。

■入試科目

英・数・国(一般入試と同一問題)が一般的です。

帰国生にのみ面接や作文を課す高校もあります。

 

 

出願資格について

インターネットが普及し、ほとんどの学校のホームページから海外から容易に閲覧できるようになりました。しかし、近年は入試変更(定員や試験日等)が毎年のように行われるため、最新情報をチェックする必要があります。こまめにサイトを確認し、可能な限り学校説明会に参加するといいでしょう。最近は海外の日本人学校や塾などで説明会を行う学校が増えています。

 

■海外での年数・・・2年以上が一般的

■帰国後の年数・・・1年以内が一般的

これらは学校によって異なりますが、近年の傾向として出願資格は総じて緩やかになりつつあります。志願校の出願規程に関して、微妙な年限である場合は必ずその学校の帰国生受入れ担当の方に連絡をして確認することが必要です。また期準日の設定もまちまちですので、合わせて確認しましょう。

 

■受験資格の認定

学校側が志願者の願書を受け付ける前に、書類や面接によって志願者の資格審査を必要とする場合があります。

国際基督教大学高校、早稲田大学高等学院、早稲田大学高等学院本庄、桐朋女子高校などはその一例です。

また、公立高校でも必要な場合があります。

*公立の高校の受験資格

「中学もしくはこれに準ずる学校を卒業した者または卒業見込みの者」あるいは「外国において、学校教育における9年の課程を修了した者」が基本です。

海外在住2年以上かつ帰国後2年以内の学校が多いですが、受験資格の認定に関しては都道府県ごとに異なります。願書の入手方法も、海外への郵送可というところもあれば、千葉のように指定された説明会への参加が義務付けられているところもあり、都道府県ごとに早めの確認が必要です。

 

 

推薦入試について


最近は私立・公立を問わずほとんどの学校が一般の入試に先行して推薦入試を実施しています。推薦入試では一般的な学科試験は行われず、内申書(調査書)、面接、作文・小論文などで審査されます。出願資格の一つである内申点(通知表の評定)基準は、9教科の評定の合計が「36以上」「40以上」など、受験する高校によって基準が異なりますが、各教科4以上の評定を求められることが多いです。いずれにしても、推薦入試においては、評価に値するほどの成績あるいは部活動経験、課外活動経験などが必要です。

 

■私立高校における推薦入試

難関私大附属高の一つである早稲田高等学院を例にとると、自己推薦入試の枠で200名もの人数を募集します。この人数だけでも学校側が推薦入試に力を入れていることがわかりますし、かなり記述量の多い志願書や1人あたり30分にわたる面接など、学科試験以上に学校側が力を入れて、優秀な生徒にぜひ来てもらいたいという思いが強く伝わってくるものです。今年度から慶應義塾女子高校も推薦入試を取り入れ、意欲的な生徒を取りたい意向を表明しています。

 

■公立高校における推薦入試

公立の進学上位校では推薦入試の倍率は一般入試よりはるかに高く、中学校の内申点の高い優秀な生徒が集まってくる傾向にあります。公立高校の推薦入試は「定員枠」があるため志願倍率が高くなってしまうのです。各都道府県のトップ校においては、評点が満点でも合格が保証されないという厳しい現状もあります。それでも推薦入試と一般入試の両方を利用すれば、公立高校を2回受験することも可能になりますし、学科試験の結果が合否を大きく左右する一般入試と異なり、面接や作文、特技などでアピールすることができるのも推薦入試のメリットです。

 

■専願と併願

基本的には、推薦入試を受験する場合はその高校が第一志望の生徒に限られますが、桐蔭学園高校などが実施している併願推薦は、推薦で合格しても他の高校との併願が可能です。

 

 

海外入試を行う高校


近年、アジアを中心に全国の私立中学・高校が海外入試を実施するケースが増えてきています。時期的には国内の一般入試に先行して11月、12月上旬に実施されることが多いため、その時期にあわせた受験勉強も必要になります。日本に帰国せずとも受験できるという点に関しては、精神的にも体力的にも負担の軽減となるでしょう。

駿台甲府高校
駿台甲府高校進学適性試験
駿台海外校各校舎-シンガポール、マレーシア、バンコク、
ジャカルタ、香港、上海、浦東、ミシガン
同志社国際 ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、シンガポール
立命館宇治 香港、上海、シンガポール、ロンドン、ニューヨーク
啓明学院 シンガポール
関西学院千里国際 ロンドン、ロサンゼルス、ニュージャージー、シンガポール
茗溪学園 上海、シカゴ、バンコク、香港、シンガポール
富士見丘 ニューヨーク
函館ラ・サール  上海、バンコク、香港
土浦日本大学 台北、香港、バンコク、上海、シンガポール
宝仙学園理数インター 台北、上海、ソウル、ハノイ、ニューヨーク、サンフランシスコ、
サンノゼ、アトランタ、シンガポール、シカゴ、バンコク
明徳義塾 ホーチミン、ジャカルタ、上海、クアラルンプール、シンガポール、
台北、北京、香港、バンコク
早稲田渋谷シンガポール校

シンガポール、バンコク、クアラルンプール、ジャカルタ、香港

台北、上海、北京、ヴェトナム